大学院に出願するには、学士号を取得していることが必要です。イギリスの大学院課程は基本的に1年間で修士号を得られるコースです。といっても、1年間ほとんど休みなしで、基礎的な科目はほとんどなく、入学と同時に専門性が高く学術的なカリキュラムを進めていくからです。
アメリカ等に比べ、短期集中型と言えるでしょう。なるべく短期間で修士号がとりたい人には大学院進学がお勧めです。 ただ、イギリスの大学院はほとんどが国立にも関わらず、学生の費用負担が比較的高いのが難点です。
イギリスの大学院は、入学の際に高い英語力と職業経験や、大学での専攻を必要とします。そのためストレートに入学するのは大変困難な試験なのですが、1年間の入学準備コースを設けていて、その間に英語力や専門経験などの足りないスキルを補うことを条件とした条件付合格者を多数出しています。そのため門戸は広いと言えるでしょう。
現在イギリスでは、9万人以上の海外受入学生が、大学院で学んでいます。 多くの海外受入学生は準備コースで英語力をアップしてから入学しているようです。
また、大学院はすべて国立です。そのため、教育水準が均一化されるように工夫が凝らされています。