ドイツでは、大学などの高等教育機関は、日本とはかなり制度が異なり授業料は基本無料でした。
しかし、最近では有料化の動きがあります(それでもかなり安いですが)。
在学年数は順当に進級して4年で卒業する日本とは異なり、比較的長くかかります。日本からの海外受入学生の場合、6~8年程度見ておいた方がいいでしょう。
卒業が難しいだけ、卒業後は優遇される傾向が強いです。
ドイツの大学に正規進学するためには、(1)日本の大学に入学あるいは卒業している、(2)ドイツ語能力の基準をクリアしている、(3)十分な資金がある、の3つの条件を満たす必要があります。
ドイツの物作りに関わる最高の称号「マイスター」を得るためには、ドイツ公立の職業学校を卒業し、3年以上の実務経験を積んでからマイスター試験を受けることになります。
職業学校は高卒以上であれば入学資格はありますが、ドイツ語の授業を理解できるだけの語学力が必要になりますので、まずは語学研修が必要な方が多いでしょう。マイスターは権威のある資格ですが、それだけに安易に取得できるものではありません。
マイスターから学ぶパンやソーセージ作り、家具作りなどの短期プログラムも人気です。